夏は時として人を狂わせる普通の人然り有能な人然り無能な人はまあ

……それは、それ






   そして誰も居なくなった?








「大佐〜暑いんだけど…」

「そりゃあ、夏だからね」


「……あの、さぁ?すっげー、暑いんですが?」

「感じ取ってもらえてうれしいよ。君への愛は太陽よりも熱く、水族館の耐久ガラスよりも厚いよ!」

「ガラスはちょっと安っぽいかも」

「私もそう思うよ。無かった事で」



「だから、熱いって…」

「ん、このカフェオレかい。ふーふーしてあげようか?」







「…なあ、正直に言っていいか?」


「………いや、すまない。私が悪かった、帰りに冷たい物でもご馳走しよう、それから夕食は―――」

「だからなー――」

「わー――――――!!!!」


(以下一息にお読みください)

「雨の日プラス夏の夕暮れの夕立でも役に立たなくて結局使える俺様がテロリスト捕まえてあげちゃうくらい無能で●能の、女と見りゃ老若問わず口説くだけじゃ物足らず14も年下の子供につーか男に手ぇ出した命張って忠誠誓っちゃってる部下も最近どん引きしちゃうくらいに使えない駄目だめロリショタ色魔のすけこましエロエロ変態佐ぁ」


(以下一息にお読みください)

「あれはだねたまたま夕立で君がぐっしょり濡れて通りを歩いたりなんてしてるからその濡れそぼって誘うような首筋にまとわりつく髪に目を奪われじゃなくて風邪でも引いたら大変だと君を心配している一瞬にだねえーあーなんだい妬いてるのかい可愛いね今は君一筋だよこんなに愛してるじゃないかついでに●能ってところを訂正する為に今夜は覚悟しておくんだよってどん引きってなんだいどん引きって大まじめに愛を貫いてるだけじゃないかエロエロ色魔大いに結構だねユンケルダース買いで今晩は楽しもうじゃないか」



はい、深呼吸…





「うるせー―――――――――――。中尉に頼まれなきゃ大人しくてめえに何ぞ付き合ってやるかたこ!いいかげん離せ、膝抱っこなんてしてんじゃねーーー」




  「あと30秒です」




「恋人の充電をしてやろうという可愛い心遣いは君にはないのかい」

「ない」

「……どうせ中尉の方が好きなんだろう」

「いい年してぐすぐす拗ねんな鬱陶しい」

「中尉より好きっていって」

「中尉の方が好き」

  「あら、ありがとう」

「やっぱり離さない」



「あと10秒です」



「あともう少しまけて」

  「まかりません」

「ちょっと待ちたまえ」

  「まてません」

「あー、やっと5秒」












「0。という訳で大佐、仕事に戻っていただけますか」

「それはお伺いかね?」

「………」


「あー、開放感」

「ありがとう、ごめんなさいね。使い物にならなくてもうエドワード君に頼るしかなかったのよ」

「ううん。でも、中尉居てくれてよかった」

「あら、当然よ」


「…で、何処に行くんだい?」

「帰る」

「残業のお供にユンケルダース買いしてまいります。勿論公費で落ちませんので大佐の付けで」


「「それじゃ」」




「あ………」



パタン…



そして誰も居なくなった


え、大佐も逃げたの?




終われ


ギャグ?
私が逃げたいよ
中尉の方が好きって言わせたかっただけ(を?)

何が一番痛いって、定期テストの待ち時間に学校のPC室で打ってる事かな(`ω´)b…逝ってよし